タクシー

友達と遊び終電を逃してしまい、やむを得ずタクシーを使う事にしました。
家までは時間にして20分ほどです。
30代半ばですが、一応女子でもあるので歩くのは危険と思い、深夜料金承知で乗り込みました。

行き先だけ告げると特に世間話もなく運転手さんは走り出しました。
眠かったので、余計な会話をしなくて済むと心の中で思いながら、私はウトウトし始めてしまいました。

途中目を開けると見た事のない景色が目に飛び込みましたが、きっと熟練されたタクシー運転手さんがマニアックな裏道を使っているんだろうと思ってまた目を閉じてしまいました。

運転手さんの『お客さん、着きましたよ』の声で目が覚めるとそこは真っ暗な雑木林。
私はこのままここに捨てられてしまうんだろうか?と恐怖におびえながら『ここ、どこですか?』と聞くと『あれ?○○マンションですよね?』と、運転手さん。
私の住んでいる○△マンションとよく似た名前だったので、運転手さんは勘違いしてしまったそうです。

それからお詫びをされ、タクシー代がなんとタダに。
運転手さんには申し訳ないけど、間違えてくれてラッキーでした。